
世間の風はいつも冷たい。毎日気を張って仕事をしてもうまくいかないことが多い。
心身ともにボロボロになりながら這いずるように働く人はたくさんいます。

しんどい思いをしている人はいるけれどなんだか自分は他人とは違う。これは弱いからなのか。そういえば弱い弱いと言われることもあるし学生時代にはいじめかもしれないような無視を受けたこともあった。自分は弱いのだろうか?
仕事をしていてもう無理と感じたら。まあとりあえず一息ついてください。どうしたらいいのか一緒に考えてみましょう。
Contents
仕事が辛いのは弱いからなのか。しんどくてもう無理だ限界だと思ったら。
仕事が辛いのは弱いからなのか

そんな風に悩んでしまう人はたくさんいらっしゃいます。
でも弱いって具体的にどういうことなの?
僕のサラリーマン人生、僕自身が他の人に弱い弱いと言われ続けてきたのでその経験を基に考えるとどうやら
・なにか言われたら精神的にすぐへこんでしまう
・理屈が通っておらず人から指摘を受けたらすぐ謝ってしまう
・何かを主張するということがない
・発言が軽い
・行動が適当だ
・知らないことを知っているように話す
ということらしいです。

僕のような特殊な感性を持った人は別ですが一般的な人であれば自分自身に問題があるのではないかと悩んでしまって最悪の場合はうつ病などの精神疾患を発症してしまうことになるかもしれません。相談相手がいればまだいいのでしょうが一人暮らしで友達もいなかったりするとなかなか身近で相談できる相手っていないですよね。心療内科に行くにしても予約が大変だし初めてだとやっぱり抵抗感があるでしょうし。
そんなときはスマホから申し込めるオンラインカウンセリングサービスというのがありますので試してみてもいいかもしれません。
仕事がしんどいときには
まあ一般的に仕事がしんどい時には休むことが大事です、っていいますよね。でも日本人は真面目なのでなかなか休むということができないです。

と思っている人はなかなか休むことができません。なぜならば仕事が落ち着かないからです。

あなたの心身の健康と仕事とどちらが大事でしょうか。答えはあなたの心身の健康です。なぜならば心身の健康を損なうと仕事ができないからです。

という人もいらっしゃることでしょう。いやそういう人こそこの記事を見ているに違いないと僕は思っています。
じゃあ頑張る、限界ということを定量的に設定してみましょう。
仕事の限界を定量化してみる
あなたがいま頑張っているしんどいと感じているならば本当にめいいっぱい頑張っている状態なのでしょう。いわゆる全力で走っている状態ですね。
しかしながら仕事は短距離走ではなくて長距離走です。
マラソンで100m走を走るスピードで走ったらすぐにばてますよね。スポーツの世界なら誰でも納得できるこの事実がなぜか仕事とか職場とかになると見失う人が意外と多いのです。

まずはこの意識を持つことが大事です。
では仕事の限界を定量化してみます。
あなたがいま限界まで頑張ったらこれくらいできるという量を目算します。例えば1時間あたり書類を150件処理できると想定するとします。
実際はあなたの仕事の内容に則したものを想定してくださいね。想定しましたか?

想定しましたか。ではその想定を1.5で割ります。上記例でいえば150÷1.5=100件ですね。これが短距離的に頑張ると考えた場合の限界です。

と思ったかもしれませんが人間の心理的には自分の限界を平均1.5倍で見積もってしまうという傾向があります。なので今自分が考える限界を1.5でわるのです。これは処理件数だけではなくて仕事の所要時間や負荷などにも同様に考えることができます。

これが本当の限界です。正確に言えば仕事でマラソン的に走っていられるペースです。つまり今回の場合は150÷1.5×0.7=70件。これが長距離マラソン的に考えた限界。
どうでしょう、最初の150件からすると半分以下になりましたね。でもこれが限界を決めるときの考え方です。人間は最初に想定するときには自分の限界を多く見積もってしまうもの。そしていざやり始めると途中で

という状態になって途中でドロップアウトしたいけれど時は既に遅し。他の人の予定もあなたの仕事に合わせて進むものだからドロップアウトできないという状態になるわけですね。

となります。なので最初が肝心でそもそもの限界の設定値が高すぎると大変になるのでざっくりいえば自分がめいいっぱい頑張れると考えたところの半分を限界と考えれば正しい限界値を設定できる可能性が高くなるということになります。

現状分析
現状を分析します。そもそもあなたは本当に弱いのか、いや弱いと評価されているのかを考えます。
思考方法としては以下の2つの例を挙げます。
・演繹法
・帰納法
数学みたいで嫌だとか言わないで。中身は簡単なお話です。
まず演繹法とは「順番に考える」ということです。例えば

という思考の流れです。
一方帰納法とは「いろいろ情報を集めて検証する」方法です。

といろんな状況の材料を集めてから判断するという思考法ですね。
上記の例は結構露骨に書いてしまいましたがつまりは帰納法で考えてみましょうということです。なぜならば演繹法で現状分析するとだいたいは「思い込み」が入ってしまうからです。人間は確証バイアスだのいままでの価値観だのといった思い込みを持っている生き物です。

でも「いろいろ情報を集めて検証する」とどうでしょうか?
怒られたけどフォローしてくれて飲みに誘われたってどういうことなのでしょう?あなたのことが嫌いだからそうするのかな?
サラリーマン事情を申しますと昭和生まれの40代~くらいの世代の人は若い頃には先輩に怒られて怒鳴られてフォローされて飲みに行って、そうやって「育てられた」という経験を持っている人が多いです。

となると

というまったく違った思考の流れになります。
それでも弱いと思うなら
それでも自分が弱いと思うなら。時に休んでしまってもいいと思います。仕事をおやすみできそうにないなら睡眠の質を向上させるとか。なんなら転職を検討してみてもよいでしょう。
でも衝動的に行動するのはおすすめしません。
休むといってもいきなり休職届けを出すんじゃなくて睡眠時間を増やすとかマッサージ機器を買って自宅でリラックスタイムを増やすとか。転職サイトもいきなり転職するんじゃなくてとりあえず登録していろんな案件情報や無料で利用できる転職エージェント相談サービスに申し込んで転職事情などを相談するとか。

なぜかというと要素を見落とすからなのですね。先ほどの例で言えば帰納法でなくて演繹法で対応して思いっきり勘違いしてしまっているパターンです。

仕事が辛いのは弱いからなのか。しんどくてもう無理だ限界だと思ったら。~結論~
仕事が辛いのはあなたが弱いからとは限りません。ふだん弱いと言われるかもしれませんが関係ありません。そもそも人が他人の本質を見抜くって大変なことです。簡単にできるものではありません。
いきなり自信を持つのは難しいかもしれませんが
・帰納法でいろんな思考を展開してみる
・無理せず休む
・転職の準備のために情報収集する
などで少しずつ前に進めていければいいのではないかなあと思っております。
本記事が仕事で辛い思いをしているあなたお役に少しでも立てたならばこれほど嬉しいことはありません。
最後まで読んでいただきありがとうございました。